熊本県教育情報システムについて

1.目的

熊本県立教育センターと公立小・中学校、県立学校等をネットワークで結ぶことにより、学校に居ながらにして教育情報の交換等を可能にし、もって、子どもの学習活動、教職員研修及び教育研究の推進を支援することを目的とする。

2.提供内容

教育情報システム(CoLaS)で提供しております機能について説明します。

情報提供

「子ども向け」「保護者向け」「教師向け」に分類、整理し、ユーザーのニーズに合った情報を提供

【主な提供コンテンツ】
〇「授業でつかえるデジタル教材」
 小学校算数を中心に授業で使える約100のフラッシュ教材を公開。
〇「デジタル写真素材館」
授業等で活用できる写真素材集。教科に関連した約10000点の画像を公開。
〇「調べ学習用リンク集」
 児童生徒向けのリンク集。各教科での学習に関連した情報を掲載。
〇「今日の学校ホームページ更新情報!」
 熊本県内の学校ホームページ(CMS)の更新情報を公開。ほぼ毎日更新。
〇「県内の学校」
 県内の小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の基本情報を掲載。
〇「学習指導案データベース」
 小中学校の学習指導案、約200本をデータベースとして公開。
〇「映像でわかる! 授業でのICT活用・情報モラル教育」
 授業でのICT活用や情報モラル教育の好事例を、実際の授業を3~5分の授業映像67本を公開。
〇「情報安全・情報モラルポータルサイト」
 熊本県での情報安全・情報モラルの取組についての情報を掲載。保護者向け情報、学校向け情報、県の施策等、項目別に掲載。
〇「学校ICTアドバイスブック」
 授業でのICTの活用について、電子黒板や実物投影機等の具体的な接続の手順や実際の使いを解説。

メールシステム

 県内の市町村立学校教職員を対象に、市町村立学校の教職員用Webメール(通称:tsubakiメール)を提供。マイクロソフト株式会社が提供するクラウドシステム「Office365Education」(教職員用の無償メールシステム)と連携することで、クラウド環境でのセキュリティを確保するとともに、ネットワーク環境とブラウザがあれば、どのパソコンでもメールのやり取り可能という環境を実現。
 市町村立学校教職員のメール活用による教育情報等の共有を支援。
現在、県内の44の市町村、7284人の市町村立学校教職員にアカウントを発行。
 県教育員会が毎週発行するPT メールも、この市町村立学校教職員Webメールに配信されている。

テレビ会議システム

学校間での情報交流や開かれた学校づくりを推進することを目的に、教育情報システムに登録している県内の公立学校に対してテレビ会議システムを提供。
本テレビ会議システムでは、自分や相手の画像や音声等、双方向の情報交換を行うことができるとともに、1対1だけではなく、1対多での会議やプレゼンのスライドやホワイトボード、アンケートを利用した発表が可能。
現在、教育情報システムに登録している県内の公立学校123校において334アカウントを発行し、県内外の学校間での交流学習や、海外の学校との交流学習、専門の機関・施設との交流など、多数の実践が展開されている。

CMS

 CMSとは、Content Management Systemの略で、ホームページなどを構成するテキストや画像、動画のデータとレイアウトやデザインの情報を一元的に管理する仕組み。ソフトウェアや専門知識が必要なく、ワープロ感覚での作成が可能であり、複数のメンバーで管理することができ、継続的な更新が可能といった利点がある。
そこで、学校ホームページを有効に活用して、成果をあげている学校がある一方、古い情報がいつまでも残っていたり、一部の教師に負担が偏ったりして更新が滞るなど、これまで各学校が抱える学校ホームページ運用上の課題を解消するとともに、より効率的な学校ホームページの運用を行い、開かれた学校づくりを推進することを目的に平成24年度に導入。
現在、熊本県内の38の市町村において小中学校309校及び県立学校42校が、CMSへの登録を完了。CMSでの学校ホームページ運用を開始している。